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花の宴-緋-

沫雪かはだれに降ると 見るまでに 流らへ散るは 何の花ぞも

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エストニア① 前準備

2014年9月23日~29日までの一週間で、エストニア+フィンランドに行ってきました。
今回はクゥと二人旅です。プランはホテルと航空券のみ旅行会社手配のフリープラン。

はじめはモロッコかパリに行こうとしていたのですが、モロッコは計画してる間に治安が微妙になり、パリはスタートが遅すぎたせいで都合の良い飛行機がとれず…。
それで、散々迷った末、バルト三国に目をつけました。絶妙なマイナー感にも惹かれました。

直前に梨木香歩の『エストニア紀行』を読んでいたので、気になってはいたのです。
エストニア素敵って方向からではなく、梨木があのようにdisっていたタリンとはどのようなところなのだろうかと……(エストニアの森や地方の文化については、とっても素敵に描かれてました)。

バルト三国orタリン+フィンランドでまた迷ったのですが、どうやらタリンとラトビアのヴィリニュスは雰囲気が似てるらしく、せっかくだからとヘルシンキをつけました。移動が多いのも忙しないですしね。タリンとヘルシンキは、海峡を挟んでフェリーで2時間の距離です。


地球の歩き方には困りました。
 
地球の歩き方は買っておきたい派なのですが、北欧一冊でしか存在してないため、フィンランドは分厚い中の四分の一(アイス入ってないのね)。
バルトに至っては、三国合わせてもうっすいのに、エストニアはさらにその三分の一。その情報量でも、値段はけっこうしますから…。
パリとロンドンとニューヨークで分厚いの一冊できる国ってチートなんだなって実感しました。

結局、バルトはブックオフで古いの見つけて、北欧はえいやで買った。
北欧は、持ち歩くのに重すぎて、現地で必要な部分だけ切り取っちゃいました。
地球の歩きかたは果物ナイフで切れる。


★今回の旅程★
9月23日(曇り)
・成田空港出発→ヘルシンキで乗り継ぎ→タリン
・夕方 旧市街散歩

9月24日(晴れ時々雨)
・終日 旧市街散歩

9月25日(曇り)
・フェリーでヘルシンキへ移動
・ヘルシンキ中央郵便局
・アカデミア書店/カフェ アアルト
・カウッパトリのマーケット広場

9月26日(曇り)
・ウスペンスキー寺院
・ヘルシンキ大聖堂
・フェリーでスオメンリンナ島へ
・オールドマーケット
・FAZER CAFE

9月27日(快晴)
・HALTIA/ヌークシオ国立公園
・テンペリアウキオ教会
・シベリウス公園/Cafe Regatta

9月28日(快晴)
・カイヴォプイスト公園/Cafe Ursula
・ヘルシンキ大聖堂
・ヴァンター国際空港

9月29日
・成田空港

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ポルトガル㉑ レポ終わった!

こうして、リスボン観光はひとまずここで終了!
ホテルに戻って荷物を持って、タクシーでポルテーラ空港へ。

空港のチェックインカウンターの男性スタッフの瞳の色が美しすぎて、構内のカフェで彼への口説き文句を談義しました。なんだっけー!すんごい笑ったのだけ覚えてるんだけどー!
「・・・・・チェックインしたいんだけど、君に」みたいなそんなノリだったー!メモっとけばよかった!
このカフェでも、しつこくエッグタルトを食べました。

その後は、構内のお土産屋さんで最後の買い物&時間つぶし。
アズレージョのマグネットとか、コルク栓とか、石鹸とか、街で買うより割高だけど、やっぱりかわいい。

帰りも再び、リスボン→ドバイ→羽田まで20時間を超える道程です。

帰りはクゥが体調を崩してしまって、相当大変そうでした…。
ドバイの空港では乗り継ぎに4時間の待ち。構内に仮眠がとれる椅子?ベンチ?が並んでるところがあったので、クゥはずっとそこで横になってました。
私とウサは、喋ったりPSPやったり、適当にダラダラと。午前4時でなければ、空港の外にも出てみたかったな!
ドバイのトイレの列は、人種や言葉が混在しまくりでやっぱり楽しい。


ドバイ→羽田の間で、私はついにミクさんを全クリしました!!!!!!!!!
すごいがんばった!指震えるくらいがんばった!感動の達成感!
おかげさまで、ほとんど寝ませんでした!!!!!!!


そんなこんなで深夜の羽田空港に到着し、予約していた宿泊付きのスーパー銭湯へ。
毎度毎度のことですが、こう、日本に帰ってきた瞬間に最初にがっかりするのは人々がせわしなく動き回っている姿だったりして。日本人って、ひと繋ぎに流れている時間を細切れに細切れにして生きてるよね。

スーパー銭湯(天然温泉!)に風呂ー!!ってなり、風呂上りに瓶牛乳を飲み、宿泊スペースが予想以上の雑魚寝状態にびびったけど疲れてたから気にせず爆睡し、朝は塩じゃけの定食を食べて解散でした!

今回のリスボン、短い旅行でしたが、内容は濃かったと思います。
煌びやかでも豪華でもなく、首都なのに決して都会ではなく、良く言えば素朴で、言い換えればちょっと寂れてる。だからこそ地元の人の中を歩いてるって感じがして、数日いただけの観光客にとってはとても素敵な街でした。こういうヨーロッパもあるんだな、と。
それに、ポルトガルの知識は完全に江戸時代で止まってたから、日本が鎖国して以降のポルトガルに何があってどんな歴史を辿ったのかなんて、旅行に来なければ気にすることもなかっただろうから。
干し鱈ひとつで歴史のいろんな点と点が繋がったポルトガル、楽しかった!エッグタルトの味は忘れない!

もしまた行くことがあったら、今度はポルトに行ってみたいです。

あと、今白状すると、帰りの飛行機でクゥが食欲なくていたときに、もし機内食の塩じゃけ食べないみたいだったらもらおうかと待ちかまえてました。

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ポルトガル⑳ 最後のランチ

ホテルでポルトガル最後の朝ごはん。
ところで、泊まったホテルや入ったカフェの砂糖のパッケージが可愛すぎて使わずに持って帰ってきました。
スマホの待ち受けにしたくなるような、絵本タッチのイラスト。

スーパーで買ってくればよかったな。

一方こちらが、前にイタリアで見つけたお砂糖。とても官能的です。
 

パッケージだけで甘さの種類違いそう。
ポルトガルのはふわふわあまく、イタリアのは甘いっていうか甘美。
偶然そのお店のがってのはあるけど、お国柄って面白いね、ってことにしたい。


おい、昨日の寒さは何だったんだ。天気予報どうした。
 
外に出たら、ポルトガルに来て一番の快晴でした。
もう一度ベレンの塔まで行くことも考えたけど、飛行機の時間を考えるとバタバタになりそうだったので、のんびりお買い物に出ることにしました。

毎度のことだけど、お土産って自分のものってあまり買わない。
周りの人々へのお土産買うと、量的にもお金てきにもいっぱいいっぱいになっちゃいます。
まあ、買い物目的の旅行じゃないから、そこを物足りなく思ったことは無いけど^^

ロシオ周辺から、アルファマの入り口近くまで歩きました。

私が買ったお土産はほとんどお酒。家族が酒好きなので。
まずは自分用に、瓶が可愛いジンジーニャ(€9.9)旅行中、毎日飲んでた気がする。……もったいなくて、半年経った今現在もまだ開けてません。誰か家飲みしようぜ。

ポルトワインは、熟成が進むほど甘さが増して値段も高くなるそうです。
ジンジーニャばかり飲んでてポルトワインをまだ一度も飲んでないと言うと、店員さんが「それはダメよ~」と試飲させてくれました。リキュール的な甘さなんですね、ポルトワインって。
自分用には10年ものの小瓶を。あと、家族用に中瓶のセットを買いました。

ワインが売ってるお店では、ジンジーニャのジャムも売ってます。
アルコールはたぶん入ってないので、おすすめです。おいしい!


地球の歩き方にも載ってたアルテ・ダ・テッラ
観光客向けのお店ですが、可愛いものがたくさんありました!街中のお土産屋さんより少し高めだけど、ちょっと気の利いお土産を探すにはいいかもしれません。店内はほんとにきれい。そしてなぜかとても暑かった。

ここでは、友達と同僚用に石鹸をたくさん買いました。
クラシックでおしゃれなパターンが印刷されてる石鹸(小さいのは€1ちょっと~あるのでたくさん買えました)は、たくさん並んでるの見てるだけで幸せ。

店員さんも観光客慣れしてて、私たち三人分のお土産をひとつずつ個包装してくれました。
……なんか、すんません、多くて、ほんと……。


お買い物を終えて、お昼ご飯を食べてフィニッシュです。

ロシオ駅前のお店のテラス席で。

アローシュ・デ・ポルボ。たこのリゾット。

旅行中食べたごはんの中でいちばん好きだったかもしれない。

パシュテイシュ・デ・バカリャウ。干し鱈のコロッケ。

前述したけど、干し鱈と大航海時代~新大陸までの関わりが分かって、非常に萌える一品でした。

グロ画像ではありません。

パンに豚肉を挟んだビファーナというメニュー。めっちゃ肉はみ出してて、今写真見て笑った。

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ポルトガル⑲ 発見のモニュメント~ベレンの塔

■発見のモニュメント

ジェロニモス修道院から発見のモニュメントは、道路を挟んですぐ。

モニュメントがある広場からなら、でかいジェロニモス修道院の全体が見えます。

1960年に建てられたモニュメント。
ポルトガルの大航海時代が始まるきっかけとなったエンリケ航海王子の500回忌を記念して建てられたそうです。
  
エンリケ航海王子を先頭に、ヴァスコ・ダ・ガマやマゼラン、その他天文学者や宣教師たち、大航海時代の立役者たちがパッション溢れる姿勢で大洋(って川だけど。でも、この川から船が出発していったんだって)を臨んでいます。


↑は道路側から向かって右側面で、↓は裏側の左側面。

右側で意気揚々としていた人々が、気のせいでなければ、うって変わって精も根も尽き果てたかんじに。ビフォー→アフター????
おお神よ、みたいに見えるけど、航海は辛く苦しいものだった…というのを表現してるの????

広場の地面は世界地図になっています。
 

にぽーん。

それぞれの土地に、到達した年号が刻まれています。
1541年、ポルトガル船が豊後国に漂着し、領主の大友宗麟にカボチャ の種が贈られるby Wiki。
ちなみに、ザビエルもこの年にポルトガルを出発したらしいです。

お馴染みのイギリスさんです。1541年だとヘンリー8世の時代。
海に乗り出すのはもう少し先のはなし…。
 
イギリスを撮ったり踏んだりフランスとの距離を再確認したりして遊びました。
ほんとにね、スペインやポルトガルが作っていった航路と世界地図の上でビジネスを展開していくイギリスね。

モニュメントにすっごくフレンドリーなスタッフのおじさんがいて、一緒に写真を撮ってくれました。
ほんとはこのモニュメントの中にも入れるんだけどもう閉館後だったから、明日また来てね、というようなことを言ってくれた気がします。たしか。


■ベレンの塔(世界遺産)

でかい建造物って、実際より近く見えたりするじゃないですか。
発見のモニュメントとベレンの塔もまさにそれで、本当に、ちょっと行ってこれるんじゃね?って距離に塔が見えたのです。

天気予報では、明日は雨。
中に入るにはもう閉館してるけど、明日の保険で外観だけでも見に行こうじゃないか。

そう思って歩きだしたのですが、着かない。

原因として、防波堤が真っ直ぐ繋がっていなくて、時々迂回しなければならなかったこと。
そして、夕方になるにつれて天気が荒れてきて、気温は下がり、体温を奪うような強風にさらされて、歩くのがキツかったこと。
塔は明日にして引き返そうかとも話したのですが、なんかね、もうっちょっとだけがんばれば着くような気がしたんだよ!罠!

そんな寒空の中、釣りをするおじいさん。
 
テージョ川を覗くと、魚がうじゃうじゃいるのです。
同じ灰色のイワナくらいの魚が、こう、うじゃうじゃと!
何の魚だったんだろう。食べられるやつなのだろうか。

やっと着いた、世界遺産……!
 
とりあえず、川岸から、「ほう、これがベレンの塔か」と眺めます。
かつては、河口を守る要塞として、税関や灯台として、テージョ川を行き来する船のために働いていたそうです。
ごめんなさい、ここの思い出は薄い!ほんとに寒くてもうムリポ\(^o^)/
暖かかったなら、もっとこう想いを馳せたりできたかもしれない。
ベレンの塔は、私の中で寒さのメモリアルになってしまった。


パステイス・デ・ベレン


寒さから逃げるように、ベレンで有名なエッグタルトのお店へ。
けっこう広々とした店内で、座席もたくさん。壁にはやっぱりアズレージョがありました。
混雑していることが多いそうですが、幸運なことにすぐに席に座れました。

エッグタルトしか頭になかったのですが、メニューにはピザやキッシュも。
夕飯の時間だったので、晩ごはんもここで!

温かいガラオンも注文して、やっと生きた心地になりました。

キッシュもおいしかった!

この店名物のエッグタルト。粉砂糖とシナモンをお好みで振りかけて。

おいしかったんだけど、すごくおいしかったんだけどね。
正直ポルトガルで食べたエッグタルトはどれも漏れなくおいしかったから、この店だけが特別おいしかった!ってことはないんだけどね、美味しかったよ!
どこも美味しいんだエッグタルトはさ!
次の朝食べるのに、持ち帰りのエッグタルトも買って帰りました。

■ホテル
その日は高杉晋作(遥か5)の誕生日だったようで、ネオロマクラスタのウサの主導のもと、みんなで高杉さんの誕生日を祝いました。ポルトガルで(笑)
 
↑ウサが用意した「晋作」(日本酒)と、シントラで買ってきたジンジーニャでハッピーバースデー☆高杉さん♡
私とクゥは高杉さんについてはよく知らないけれど、ウサがよくコスしてるから、姿かたちはよく知ってるよ!

手前に見えるおちょこのようなものは、チョコレートで出来ています。
ジンジーニャはオビドスという町の名産なのですが、こういうチョコのカップで飲むものなのだそうです。チョコも甘いし、酒も甘い!

シントラからベレンまで。
意味がわからないほど目一杯遊んだ一日でした。

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ポルトガル⑱ ベレン地区:ジェロニモス修道院

滞在5時間弱にして意味が分からないくらいシントラで遊びまくり、シントラ線で再びリスボンへ。
何度も言うけど、シントラはがっつり時間をとって行くべき。
あと、軽い登山かハイキングのつもりで行くべき。

足も体力もわりとモウムリ言ってますが、まだまだ、行くとこあるのです。
何せ、明日はもう帰る日なのです。

コメルシオ広場付近から市電の15番線を探してベレン地区へ。
私は、とりあえずお金を換金。財布をなくして、予備のユーロもだんだんなくなり、ありったけの日本円をユーロへ。そういえば、アイスランドが噴火してイタリアから帰れなくなったときもありったけの日本円を換金したな。二度あることは三度あるのだろうか…。

市電の停車場は地球の歩き方にも書いてないから探すのが難しい。
線路を辿って、これ15番線じゃね!?あそこに人並んでるから停車場あそこじゃね!?みたいなのを繰り返してやっと乗車できました。

リスボンの路面電車には情緒のある方と無い方があり、ポルトガルに来て初の情緒が無い方に乗りました。
情緒がある方は小さくて短くてクラシック↓


情緒が無い方は、バスが二台つながったみたいななんかすげえ長いやつ。
何で誰も写真撮ってないんだ。
でも、情緒とか言ってんのは観光客の勝手で、現地の人にとってはたくさん乗れて広い方がいいに決まってる。
松山市にも坊ちゃん電車という情緒のある路面電車が走っているそうですが、観光客しか乗らないそうです。
私は福島県民なのでよく知りません。

シントラでヘロヘロになりすぎて、乗車中、私は若干電車酔い…。
そして、財布と一緒にIC乗車券も無くしてしまった私は現金で社内の券売機から切符を買いに(買ったところで誰もチェックしないんだけど)。
そしてら、ヘロヘロしてたせいで、小銭をぶちまけて、周りの視線集まって、なんか、もう、しにたくなりました。
そういや、私はロンドンでも小銭をぶちまけた。二度あることは三度(略)


■ジェロニモス修道院(世界遺産)


でかすぎて全体を収めるのは不可能。

市電を降りてすぐ目の前にドーン。
大航海時代、ポルトガルがいちばんノリにのってた時代に建てられた修道院です。

テレビや雑誌でよく紹介されてる中庭。
 
回廊にぐるりと囲まれて、真ん中に立って見回すと、建物の立派さとでかさがよく分かります。
修道院って、こう、もっと質素なものじゃなくていいの????

回廊の中。他に観光客も無く、階段の場所見つからなくてぐるぐるしました。
礼拝堂のようなキラキラもアズレージョも無いのでシンプルに見えますが、柱には精巧な彫刻が為されています。

楽しそうなクゥ。

バッタだー!!!!

・・・・・・なんで?

礼拝堂は、今も現役。
お祈りに来てる人もいるので、上の階にある聖歌隊席から静かに見下ろします。
 

見惚れるくらい精巧なステンドグラス。

薄暗い場所では、ウサの眼レフが大活躍です。

バスコ・ダ・ガマの棺。
 
あの有名な。ほんとにこの中に眠ってるのかしら……。
ヨーロッパではよく偉人や王族の棺が安置されてるけど、日本人的には不思議な気分、と思ったけどそういえば中尊寺金色堂にも藤原さんたちが安置されてた。

閉館時間ギリギリだったため、スタッフに追い立てられるように修道院を後にしました。
ガマの棺は、最後の最後、ギリギリで見ることができてよかった。


修道院は閉館したけれど、空はまだまだ明るい!
道路を挟んで向かいにある発見のモニュメントへ。






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ポルトガル⑰ シントラおやつ

シントラをあまりにも見くびっていました。
4~5時間でざっくり雰囲気を楽しめば満足できるでしょ?みたいな。
シントラは、ほんとにね、一泊してもいいくらいだったね!

後ろ髪引かれる思いでレガレイラ宮殿を後にして、再び徒歩でシントラ市街地へ。
痛む足を引きずって雑貨屋の物色と買い食いに精を出しました。


常に飲んでるジンジーニャ。ここのはサクランボ入ってた♡
 
シントラにも、可愛いお酒屋さんがあります。
同じものでも、リスボンより少し安いイメージ。
お土産に良さそうな、小瓶のポルトワインやジンジーニャもたくさんありました。
ポルトガルの酒瓶はいちいち可愛くて目移りする////


誘惑に負けてジェラート。

私はチョコチップミントにしたのですが、チョコチップミントの存在に関しては、長いことクウと平行線をたどったままです。
きっと、一生分かり合うことは無いのでしょう。


シントラ名物、ケイジャーダのお店
 

チーズを練り込んだ焼き菓子です。
ポルトガル中どこでも買えますが、シントラのものは特に名物だそう。
ずっとエッグタルトを食べ続けていたので、ケイジャーダは初です。
 
パリパリの皮の中に、チーズ風味のこんがりマフィン、みたいなかんじです。
おいしい……んだけど、せめてさっき食べたジェラートをコーンにすればよかったなって!
お店行く頃にはお腹いっぱいだった!あああ

名物のケイジャーダ以外にも、エッグタルトをはじめいろんなお菓子が並んでます。
 
超個人的な感想ですが、私はケイジャータよりもエッグタルトのほうが好みです^///^
パリパリサクサクのパイ生地とトロットロのカスタードクリームたまらん。
今食べたい。

お土産用に、こんな筒状になっても売ってるよ!
 
リスボンのパン屋さんやお菓子屋さんで紙の筒置いてあるの見たな~と思ったら、あれってこのケイジャーダだったんだ。って後で分かった。

ポルトガルのお菓子屋さんは……って、もちろんそんなにたくさん行った訳ではないけど、どのお店でもだいたい商品のラインナップが同じに見える。あと、全体的に素朴な色合いで大人しい。
商品自体の個性ではなく、それぞれのお店の味で勝負してるのかな?
エッグタルトは、どこでも必ず置いてあるようでした。


再びシントラ線に乗り、もしゃもしゃケイジャーダを食べながらリスボンに戻ります。
この時点で、15:30くらい。

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ポルトガル⑯ レガレイラ宮殿

シントラでのメインイベント、レガレイラ宮殿。(リンク先音注意)
そもそもここのためにシントラ来たようなもんで、計画時のウサのプレゼンの賜物です。
ようつべの動画見せられて、テラRPGwwwwwと、一気に心鷲掴まれました。

テレビでも雑誌でもペーナ宮ばかりが取り上げられて、すごく影が薄いレガレイラ宮殿ですが、RPGで城型ダンジョンが大好きだという人は、何を差し置いても行くべきです。
城内めっちゃ歩くので、回復アイテムや移動速度の上がる靴などを装備していってください。

レガレイラ宮殿までは、シントラ市街から徒歩で行けちゃいます。
途中の可愛いお土産屋さんにひっかからなければ、15分くらいでしょうか。


入り口でまず、このようなどう見てもダンジョンのマップが渡されます
とにかく広い。
17世紀の王族の別荘だそうです。別荘って規模じゃない。
観光客がたくさんってこともなく、基本、とても静かでした。


入る前にちゃんとセーブしとかないとな…と思わせるたたずまい。

出現するモンスター:ガーゴイル、ゴースト系、アーマー系。

草木に覆われ、朽ち果てた廃城。
 

こんなでもトイレの近く。
 

逃げ場の無い道でのエンカウントは危険なので、パーティーの先頭はHPの高い人が担当しましょう。

ムーアの城跡でも相当歩いた後だったので、腹ごしらえした後に来て大正解だった…!

至るところに、このような塔があります。
もちろん、全部のぼれます(とても楽しい)


城内。
宝箱は取りこぼしの無いように回収しましょう。


天井の魔法陣で回復できます。
あと、奥の女神像でセーブするのを忘れずに。


観光地にあるまじき真っ暗な洞窟を抜けると、


突然美しい泉と滝が現れます。なんで別荘に洞窟と滝が。


↑この写真で、右側にまた暗い通路が続いてて、それを通り抜ければ滝の向こう側に見える岩でできた橋に出られるのでは?と踏んだ私たち。

あの橋のとこで写真撮ってあげるよーとウサだけを行かせ、クウと二人で待機してたら、
 
予想外すぎる場所から出てきました。
歩けんのか!そこ、歩けんのか!wwwwww

踏み外したら一環の終わりなかんじの飛び石。
めっちゃ足場狭い。ここは観光地^^



そして、ここが見たかった……!
螺旋階段!!!!
敵キャラに追われたヒロインが駆け上ったり、「ここは俺が食い止める!お前は早く上へ!……大丈夫だ、俺もすぐに追いつく」ってやる場所ですね!!
 

下から見上げたところ。
これ、体験版のGCでもなんでもないんだぜ…?すごい興奮した。
  

広大すぎて時間も無くなってきたので、この螺旋階段を最後に引き返しました。
これからレガレイラ宮殿に行く方は、特にこういう場所好きで体力もある方は、半日くらい時間を取ることをおすすめします!
  

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ポルトガル⑮ シントラ市街

ムーアの城跡でしこたまHPが減ったので、街に戻って腹ごしらえです。
ガイド本では正直惹かれなかったシントラだったけど、すごくかわいかった…!

街全体がドールハウスみたい。
  

 

時間があったら、もっと路地裏散策したかった。



酒屋の写真しかなかった…。
お土産屋さんが、見るとこ見るとこ目移りするくらいかわいい。
 
ミーニョ地方というところの伝統的な刺繍の柄をモチーフにしたお土産が多いのですが、白地に色とりどりの花柄がほんとにかわいい。
かわいい以外の表現は無いのかという感じですが、現地で実際にKAWAIIしか言ってなかった日本人です。

ちなみに、このミーニョ地方の刺繍のおはなし。近世の頃です。
男性は、意中の女性にこの刺繍を施したハンカチを作ってくれと頼みます。これがプロポーズ。
で、その求婚を承諾した女性は男性のためにハンカチに刺繍します。男性はそのハンカチを身に付けて歩くことで、既婚者の証となったそう。もしもハンカチを縫った女性…妻が亡くなったら、男性はそのハンカチをその顔に掛けて弔うそうです。
……いろいろと、妄想が掻き立てられますね。


さて、ものっすごいお腹がすいてたので、適当に行き当った店でお昼!

裏路地に面したテラス席。
表通りの店は客引きもすごくて騒がしそうでしたが、ちょっと奥まで行けば居心地のよさそうなお店がちらほら。というか、表と裏でレストランの集客の差が…。

メニューを決める私たちのところに店員のお兄さんが何回も聞きに来るので、「決めたら呼ぶんで!」と言ったら、「……ヒマなんだ」とお兄さん。そ、そっか。

ポルトガルに来てから魚介ばっかりだったので、がっつり肉にしました。

3人で一皿で正解。学んだ。笑えるくらいポテトが盛られていました。
魚もおいしいけど、肉もおいしいよポルトガル!
店員がヒマ持て余してたけどおいしかった!

バカリャウ(干鱈)のコロッケも。超名物。

なぜ海に近いのに干鱈が名物なのかと、新鮮なの食べた方が美味しいのにと、そう思っていました。
しかしその背景には、大航海時代の保存食、新大陸での鱈漁とそれを欧州へ輸送するための手段…などなど、非常に胸熱な理由が隠されていました。

もちろん昼間から飲むよー!

ヨーロッパではだいたいお通しに箸(じゃないけど)をつけると料金が発生するので、貧乏根性の私たちは頑なにお通しをスルーしてきたのですが、今回はじめて、腹が減ったあまりお通しに手を出しました。
すごく、おしかった。チーズと、オリーブ。たった3ユーロ程度なら、今までも食べとけばよかったねと、思ったり、思わなかったり。


腹ごしらえもしたところで、メインイベント、レガレイラ宮殿へ。

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ポルトガル⑭ ムーアの城跡


7,8世紀頃に、ムーア人に建てられたお城の廃墟です。
7,8世紀頃といえば、全く関係のないイギリスで言えば七王国時代です。
小さな森の眉毛ちゃんだった頃。ちびりすはかわいいですね。

ムーア人とは、ざっくり言うと西アフリカのイスラム教徒のこと。
レコンキスタが完了するまで、イベリア半島はムーア人に支配されていましたので、こういうお城や要塞の跡が各地に残っているようです。
旗にはアラビア語も印刷されています。

そういえば、ポルトガルでは黒人さんが多いな~という印象がありました。
現地人か観光客かは分かりませんでしたが、アフリカ大陸と本当に近いんですね。

ムーアの城跡は、とにかく歩いて歩いて登って登って、軽く戸惑うくらい歩いて登ります。
ウサとの旅行は、なぜか山道を歩くことが多い気がします。

最低1時間ちょっとは予定してた方がいいです。休みながらだったら、もっと。

上への道の途中に、こういう遺跡のかけらみたいな建造物が転がっています。
 
とりあえず、登れるものには登るピク。
とりあえず、登った人間がいれば撮影するウサ。
とりあえず、無駄な体力は使わないクゥ。

苔むした岩や城跡。
 
ヨーロッパの、数百年レベルの遺跡が適当に放置されているこのかんじ。
いいんだか悪いんだか私は大好きです。
日本だったらきっと、欠片のひとつも硝子ケースに入れて、看板たてて、全力で「展示」しちゃう。

ちなみに、上の写真右下の平らな面には、お手本のようなガイコツのモチーフが彫られています。
現代でもおなじみのデザインですが、こんな、人々に愛されて1000年の代物だとは思いませんでした。


高いところまで来ると、遺跡全体が見渡せます。
万里の長城みたいです。行ったことないけど。
 

ペーナ宮も見えました。
 
やっぱ、なんていうか、すごく、こう、ラブh

大西洋だー!!!!!
 
いろんな国に行ったけど、なにげに大西洋見るのははじめてでした!
今回は行けなかったけれど、このシントラの近くには、ユーラシア大陸最西端のロカ岬があります。
「ここに地終わり、海始まる」という、なんともオタク心をくすぐる一節が刻まれた石碑があるのもここです。

しかしまあ、イベリア半島全部を見渡せそうな絶景です。
天気も一瞬晴れて、雲の影が地面の上を移動しているのが見えます。

クゥと、あっちがリスボン、あっちがスペインかな?と方向を確認。
そっか……今、親分と限りなく近い場所にいるんだね。
そして、そう遠くない場所に、今日も34kmの海峡を挟んで喧嘩している仏英がいるんだね。
この大西洋はアメリカともつながっているんだね。
ヨーロッパをこの身に感じながら、肺いっぱいに息を吸い込んで、思いきりクンカクンカしました。


帰り路は快適な下り坂。
余裕ぶっこいてTMごっこしたり、お花とウサの美少女写真撮ったり、兄ちゃんの撮影をしたりしながら帰りました。
 
かさばるし、ジャマだし、役に立つわけでもないんだけど、いつも持ち歩いてるよ。
一緒に旅してもう何カ国目だろう。だいぶくたびれてきました。
今回の旅行で、自慢のヘアーが剥がれる大惨事に見舞われたお兄さんです。


予想以上の運動をしたので、腹ごしらえに街の中心部に戻ることにします。
 
バスが走る山道は、日光のいろは坂とまではいかないまでも、かなりのぐるぐる道です。
パスの中には向かい合わせの席もありますが、車酔いする人は、絶対進行方向の席に座ったほうが得策です。

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ポルトガル⑭ 3日目 シントラへ

3日目。前日までに主なところは廻ることができたので、予定では省くつもりだった、近郊の街、シントラに足を延ばすことにしました。
リスボンの中心地は、たぶん東京23区とは比べ物にならないくらいコンパクト。

ロシオ駅から国鉄のシントラ線に乗り、40分程度。
いちばん手軽に行ける近郊の街とあって、チケットの窓口にはいろいろな国の観光客が行列してました。

ひたすら、平坦な景色が続きます。
ちょっと寂れた団地のような建物と、低木と、赤茶色の屋根。

ポルトガルではベランダって一般的じゃないのかな?
高層階でも、際どいところに洗濯ものがぶら下がってる。


シントラ到着!!

まずは駅のインフォメーションに行きましょう。
窓口で、巡回バスのルートが書いてある地図がもらえます。


シントラの見どころは、ペーナ宮、レガレイラ宮殿、王宮、ムーアの城跡の4つ。
ガイドブックを見れば、いちばんの目玉はペーナ宮となっています。
旅サラダで紹介されてたのもペーナ宮。
でも、ペーナ宮って、良く言えばディ○ニーランドみたいで、俗に言えばラ●ホみたいっていう。


でも、私たちはあえてペーナ宮は外し、ムーアの城跡とレガレイラ宮殿のふたつに絞りました。ムーア宮は、苔むして朽ち果てた古代の城跡という存在自体に惹かれたから。
レガレイラ宮殿は、自分に少しでも厨ニの気があると思う人は迷わず行くべきです。行ってください。


循環バスはわりと満員。

目的地に近いルートのバスなのか、ちょっと分かりにくいので運転手さんに確認するといいです。
ちなみに、シントラ市街地と、レガレイラ宮殿は十分徒歩で行けました。
一方で、シントラ市街地とムーアの城跡を徒歩で行くのは、体力的にも、時間的にも、わりと自殺行為かもしれません。
日光のいろは坂…まではいかないけど、徒歩で登るのは相当くじけると思います。


あと、正直、行くまでシントラをちょっと侮っておりました。
どうせ●ブホみたいな街なんでしょ?みたいな。

シントラ、すごくかわいいです。

お土産屋さんも、レストランも、裏路地も。
時間に余裕があるなら、シントラ市街地の街歩きにも十分な時間を割いて間違いはないはず!


ワイン1/3本飲んでふわふわします。なう。

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女性
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名誉ネオロマンサー
趣味:
暗くて狭い場所にはまること
自己紹介:
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
私は、今日も元気にプーと眉毛と髭に恋しています。

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