朝焼けを見るために・・・というか、朝焼けを背景にして撮影するため、目覚ましを5時にセットしました。
どんだけ楽しみにしてたんだか、目覚ましより早く起きてしまった私。
外はまだ完全に夜だったので、手探りでろうそくに火をつけ、とりあえずストーブの火をおこしにかかります。
モンゴルの朝は、夏と言えどとにかく寒いのです。
フリースの上から大学ジャージ着ても、まだ寒い。
薪は、前の夜に薪割りのおじいちゃんが置いていってくれたやつがいっぱいありましたが、寒さによる湿り気か、ぜんぜん火がつかない。
たきつけの紙(新聞紙とか)が無くなったので、
ついにVois Newtypeのカラーページも炊きつけになりました。(白黒は、とっくに燃された)
興味の無いページからくべていったのですが、
あまりにも薪に火がつかず、
ついに、岸尾やタカヒロまでもが火の神様のもとに旅立つことになりました。
しかし、岸尾やタカヒロ、そして、すごい燃えそうな直純のライブ写真の善戦も空しく、
ストーブに火をつけるのを諦めまた次第です。合掌。
そんなことをしているうちに、外がぼんやり明るくなってきました。
ゲルの外に出ると、目の前にはこんな風景が。

東の空。
異世界すぎて実況もできない・・・!上の方にポチンとうつってるのは星です。
海の夜明けは見たことがあるけど、波が揺れてるし、音もします。
こんなに静かでまっすぐな夜明けを見たのははじめてです。
西の空にはまだ、月と星が出ています。
見上げてると、自分がまるで夜と朝の真ん中に立っているみたいでした。
と、浸っている場合ではありません。
早くウサを起こさねば。
ウサとKを起こすべく、ゲルに戻りました。
さすがウサは、パっと飛び起きるとメイクに取り掛かりました。
懐中電灯を足に挟み、ろうそくの火でメイクするウサ。プロの心意気を感じます。
続いてKも起こそうとしたのですが、いや、起きたのですが、
ゲルの外にでて写真を撮ると、また布団に戻ってしまいました。
後に本人曰く、起きたこと自体、夢だった気がすると(笑)
さて、メイク中で外の絶景が見れないウサにかわり、
空の写真を撮りました。



太陽の昇る速さは予想以上で、どんどん空の色が変化していきます。
一秒後ごとをカメラに収められないのがもどかしいくらい、全ての瞬間が綺麗です。
この背景でコス写真を撮ったら、そんなに楽しかろう(じゅるり)
アングルやポーズを妄想しつつ、あとは純粋に感動しつつ、ウサのメイク上がりを待ちました。
[0回]
PR