地平線から太陽が姿を見せた頃、ゲルから九郎が出てきました(笑)
素晴らしすぎる空の色を背景に、早速撮影に移ります。
この時間を選んだのは、シチュエーション以上に、他の人に見られる心配が無いということ。
キャンプでいちばん早起きの薪のおじいちゃんも、出てくるのは6時半くらいです。
ゲルから離れて、撮り放題!!
上る朝日と朝焼け、そしてモンゴルの大草原を背景に、神がかったモンゴル九郎が大豊作です!!

逆光の神様、どうもありがとう!!
寒さもヤギのフンも気にせず、地べたにはいつくばってアオリ写真を撮りまくりました。
明らかに、大自然への感動として、間違ってたと思います。
明るくなると、遠くからヤギやウシの鳴き声が聞こえてくるようになります。
そろそろ、ご近所の(?)遊牧民の方々もお仕事をはじめる時間です。
そんなとき、撮影する私たちのところに、遊牧犬がやってきました。
羊を追う、モンゴルの犬です。
黒と白のフサフサの毛で、おでこに白い毛のちょんちょんが2つあります。
こういうのを「目が4つ」というみたいです。たぶん。
前の日に、ガイドさんに「モンゴルの原種の犬ってどんなのですか?」と聞いたところ、
ガイドさん(ちょっとたどたどしい日本語)が「モンゴルの犬は・・・目が4つありますねぇ」
と言うので、みんなで「!!?」となりました。(笑)
そんなモンゴル犬、けっこう人なつこいのか私たちにに近寄ってきました。
でかい犬なのでビビッて後ずさっていった私。
しかし、見れば目の前に、金と九郎のような素晴らしい画が出来上がっているではありませんか!
カメコとして、びびってる場合じゃありません。
モンゴル犬とたわむれる九郎の、いいかんじの写真をゲットできました。

時間を忘れて撮影しているうち、薪のじいちゃんが起きてくる時間になりました。
キャンプでは、プライベート云々とかぶっちゃけ皆無です。
時間になると、寝てる私たちのゲルに、おじいちゃんが、言うなれば勝手に入ってきてストーブをつけていくわけです。
1日目こそびっくりしましたが、3日も経てば「あーおはようございますー」みたいになります(笑)
そもそも、ゲルに鍵ないしね!
おじいちゃんの姿を見つけ、あわててゲルの中に撤退し、頭から布団をかぶって寝たふりをするウサ。
草原の写真をひとりで撮ってました~というかんじで、何食わぬ顔で挨拶する私(言葉通じないけど)。
ゲルに入り、おじいちゃんの横でストーブに火をつける様子を観察。
私がたきつけの紙を使い果たしたことを知ると、新しいのを持ってきてくれました。
私があれだけがんばってもつかなかったのに、火はすぐに着火。さすがプロです。
そんな横で、息を殺して布団に潜伏しているウサ(笑)
おじいちゃんが、身振りと簡単な単語で「空が綺麗だから寝てる2人を起こしたら?」というようなことを
言ってくれました。
・・・ごめん。おじいちゃん。やんごとない理由で、約1名、どうしても出て来れないんだ・・・起きてるんだけども・・・
おじいちゃんが去った後、今度は柊に着替えて撮影です☆
こちらは、モンゴルでなく豊葦原というコンセプト。
こちらも、雄大なかんじで、かなり素敵な神写真が撮れました!

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