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花の宴-緋-

沫雪かはだれに降ると 見るまでに 流らへ散るは 何の花ぞも

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ポルトガル③ 羽田からドバイへ

乗り継ぎのドバイまでは8.5時間のフライト。
8.5時間といえばカンボジアならとっくに着いてるし、ロンドンだってもうすぐってくらい。
それでも半分だなんて。ポルトガル、遠いわ(今更)


とはいえ、三人とも一人遊びには天賦の素質がある方なので、狭い空間もものともせず、ゲームやったり、分厚い薄い本読んだり、映画見たり、わりと悠々自適に過ごしていました。


途中ウサがモンスターズ・インクを見ていたのですが、どうもお気に召さなかったらしく、「早く終わらないかなぁと思って見てた」って。
途中で止めればいいのにwwwww


搭乗口でもらったアラビア語の新聞を読んでるふり。
右から左に読むということを忘れ、左から右に目で追っている。

写真を見る限り、半分は戦争のニュースみたい。
遠い国の紛争としてテレビで見ているシリアが、これから向かう国と陸続きですぐそこだと思うと、不思議な感覚。
中東や極東という言葉が「ヨーロッパから見た」言いかただと知ったのはつい最近のことです。

ちなみに、新聞にクロスワードが付いてたんだけど、アラビア語ってどうやってマス埋めるの?
どこからどこが1文字なの?
縦に書くときはどうするの?
眠れない。


エミレーツ航空は、さすが石油王の国の飛行機。
太っ腹です。
 
日本型の電源と、USB。
PCもiPodもスマホも充電し放題、長時間のフライトも安心です。
これは便によって違うみたいで、ドバイ→リスボンの便の電源は日本のものに対応していませんでした。


アメニティが未だかつてないです。

しっかりしたポーチの中に、歯ブラシと靴下が入っていました。エコノミーなのに。
靴下は膝くらいまであるゆったりしたもので、7分丈のパンツだった私には重宝しました。
ちなみに、トイレには紙コップがあるのでコップの心配もありません。
でも、紙コップが筒から抜けにくくて、何度か3個いっぺんにぶっこ抜いちゃったゴメン。


国際便恒例。
何ごはんだか分からない時間に突然ごはんを食わせられる(^-^)

一発目は、写真のプロパティによると、日本時間にして午前1時34分に出てきたようです。
これは、ギリギリ夜食と言えるでしょう。
問題ない。計画通りだ。そう思って夕飯は焼き小籠包2個しか食べてこなかった。


こちらも初なのですが、座席にメニューが置いてありました。
羽田→ドバイ便では、日本語、英語、アラビア語の三種類で。
出てくるのは小さなトレイの上の機内食と分かっていても、「前菜」「メイン」など書かれてるとちょっとリッチな気分になれます。
そういえば、こないだテレビで見たのですが、ファーストクラスで余ったドンペリでCAさんが手を洗うというのは本当らしいですね!手を洗うなら残ったのください!


エミレーツでは、頻繁におしぼりが配られます。
私の中では、おしぼりを配る飛行機は良い飛行機ということになっています。
なぜなら、自分ランキングぶっちぎり首位を占めるKLMもおしぼりを配っていたから。

でも、エミレーツはおしぼり配りすぎです。
レモンの香りがしたら、それはお絞りの合図。
またwwwおしぼりきたwwwそんなにwww拭くとこないよwww


消灯の時間になると、天井に星空が映し出されます。
 
眠れない者にとっては、真っ暗な天井見てるよりぜんぜんいい。


消灯と同時に、私は装備を整えました。
【装備】
▼睡眠導入剤(1回300円)
▼ロフトで買ったエア枕
▼乾燥防止用のマスク
▼ラベンダーの香りのアイマスク
▼耳栓代わりのiPod

ここで想像力を働かせてほしいのですが、
アイマスク(白)+普通のマスク(白)(かろうじて鼻だけ出てる)。
私がCAさんなら、ぜったいに近づきたくないです。

結局、ここまでして、寝れたのか寝てないのか、数時間寝たり起きたりうつらうつら。
まあ、これだけでもだいぶ進歩です。


そうこうしてる間に、地球の曲線に沿って夜が明けていきます。
 
夜の濃紺から朝焼けの濃い朱色へのグラデーション。
そういえば、早朝のモンゴルでも同じ空を見ました。
視界を遮るものが無い場所では、夜と朝が入れ換わる瞬間をはっきりと見ることができます。

飛行機から地上を見るのが大好きです。旅行先では絶景と言われる場所をいろいろ見ますが、なんだかんだで、飛行機の窓からの景色は最強だと思っています。
だって、ヒマラヤの山頂よりも高い場所から地上を見下ろしているのですから。

今回、はじめて南周りでユーラシア大陸を越えたので、ロシア上空が延々と続く北周りとは違った景色を見ることができました。
緻密に張り巡らされた光の回路のような大都市の道路とか、高度数千メートルから見ても何かでっかい建物と広大な敷地があると分かる場所とか、夜とはいえ、いくら見てても飽きないです。


砂漠です!
鳥取砂丘も見たことがない私には、人生初の砂漠です!
 
広い場所を見るたびに思いますが、地球上に、ポカーンとするくらい広大で、人間の気配が全く無い場所というのは想像以上にたくさんあるようです。
たぶんこの砂漠にも、人間のかわりに、サソリや蛇なんかがたくさん住んでいるに違いありません。
日本に住んでると、これだけの広大な土地を見ることもなくて忘れがちですが、人間はたかだか哺乳類の一種で、こういう場所にぽーんと放り出されたらすぐに死んでしまう動物です。
それが毎日、地球の自転には何ら関係のないことで頭を悩ませてあくせく生きているのですから、ほんと不思議な生き物です。


街が見えてきました。

ドバイ=石油王とセレブの街と思っていたので高層ビルばかりなのかと思っていましたが、最初に見えたのは、砂埃と同じ色をした小ぢんまりとした街でした。
テレビで見た摩天楼は、地平線の向こうに、蜃気楼のようにうっすら見えるだけでした。

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名誉ネオロマンサー
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皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
私は、今日も元気にプーと眉毛と髭に恋しています。

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