部屋の酸素が薄い気がする・・・。
身内の皆さま!メールの返信が長いこと止まってる人何人かいると思うんですが、明日になったら返信しますゆえ・・・すみません!
さて、ロンドンまであと一ヶ月切ったのですが、イタリアのレポ終わってないんですよね。もう10ヶ月たつっての!!
もはや誰得ですが、今を逃すと永遠に記憶の彼方に葬り去られるだけなので、年明けからぼちぼちがんばってました。せめて難民だけでも。
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バッサーノ・デル・グラッパ
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飛行機飛ばない、予定無い、現金無い、メストレ何もない。
だからって寝てるわけにもいかないので、どっか行こうという話になりました。
普通に1ユーロ10分で行けるヴェネツィア、ボロネーゼ食べるだけのためにボローニャ・・・候補地はいろいろあったのですが、旅行書の残骸(必要だった部分は各地に捨ててきた)をペラペラめくって、いちばんよく分からないところに行くことに決めました。
バッサーノ・デル・グラッパ
聞いたことも無い。
小さい記事だったので行き方くらいしか情報が分からず、日本のウサにメールしたら、Wikipediaの情報を送ってくれました。
グラッパは酒の名前らしい。川と古い橋があるらしい。
・・・まあ、行くか(笑)
シエスタを主張するTを無理やり引きずり出し、駅へ(徒歩40分w)
グラッパは、このへんにあります↓
大きな地図で見るメストレから、電車で1時間半くらい。ほぼ終点です。
途中、見渡す限り、ずーっっと遠くまで広がる、菜の花畑がありました!

窓越しなので写真はくすんでますが、この日は快晴で、青空と黄色い絨毯がものすごいきれいでした!あんなに広大な菜の花畑、この世にあるんだな。栽培?自生?正体は不明。
ぽつねん・・・

景色はどんどん田舎へ。
バッサーノ・デル・グラッパ駅着。あ、時計の時間は気にしないでくださいw

駅のホームから、なんかアルプスっぽい山が見えました。
しかし、駅前に出てみると・・・あるぇ?
予想よりきちんと整備されているというか・・・予想してたような田舎ではない・・・?
選択を誤ったか。
多少テンションを落としつつインフォメーションで地図をもらいました。
しかし、街の中に行くにつれてテンション復活。
箱庭のようなかわいい街並みがちまっとありました^^
観光客の姿はあまりありません。地元の人が、のんびり歩いていました。
あああ、すごい落ち着く。

ヨーロッパの町って、どうしてこうも噴水が似合うんだろう。
ランプ屋さんという存在がファンタジー。

町の名前が酒の名になったとか、酒の名前が町の名になったとか。
グラッパを扱うお店は町中にあります。
どれも小さな商店ですが、香水瓶が並んでるみたいできれい。

入ったお店にも、狭い店内の壁中に酒瓶がみっちり。
おっちゃんに、グラッパはどれ?って聞いたら、「全部さ!」って。
マジか!!
グラッパのほかに、乾燥した穀物なんかも量り売りで売っていて、観光客相手と地元のお店、両方兼ねてるかんじでした。
ここで食べたジェラートは、イタリアで食べた全ジェラートのトップ3には入る。

ジェラート屋さんは多いです。でも、昼になるとシエスタに入るので買えません(笑)
広場のパニーニ屋さんのテラス席でお昼。

のんびりー。
私が注文したのは、サンドイッチ3種類。

ここで食べたパニーニはイタリアで食べた全パニーニの(略)w
この町、ほんとに食べ物がおいしいんです。
町の雰囲気と、天気と、時間の拘束が何も無い難民の立場がそうさせるのか。
ヴェッキオ橋。フィレンツェの有名な橋と同じ名前ですが、ヴェッキオって古いって意味だったと思うので、なんか、古ければみんな同じになるのか?というのがよく分からないところ。
ユネスコ世界遺産らしいぜ!

この橋のふもとに、空がテレビで見たというグラッパの酒場があります。
近づいただけで、ムアっと酒臭い(笑)
川に沿って古い建物が並んでいます。

カフェだかバールだかのテラスに、イケメンがひとりで座ってました。
誰も見てないのに、超かっこつけてました。確かに絵になってるけど。
あれはプーだったのかもしれません。
地元の人たちもくつろぐ、橋の上。

おばあさんがひとりでジェラートを食べながら、川を眺めていました。
日本ではなかなか見ない光景ですよね。
グラッパ山、ブレンタ川、ドロミテの水。

山の向こうには、不機嫌な二人がいます(笑)
(つづく)
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