母方の祖父の家に、般若のお面があります。これです↓

見てのとおり、この形相は大人が見てもけっこう怖いです。
このお面は私が生まれたときにはここにあって、祖父の家に泊まるときは、般若の方向を見ないようにして眠りました。
その後次々に生まれた従兄弟たちも、大泣きしたり「呪われる」とか言って他の子を怖がらせたり、とにかく恐れられてきました。
そして今日、甥っ子が般若と初遭遇しました。
遊ぶ手を止めて、口を開けて目をまん丸にして般若を凝視してました。
怖がると困るので般若の無い方向に身体を向けてやるのですが、振り返って指差して、どうしても般若です。あまりに般若なので抱き上げて近づけてやったら、ひぃぃぃぃと泣きました。やはり怖かったらしい。
それを見て、母がぼそり。
「新婚旅行でこれ買ったときは、まさか自分の孫が泣くとは考えなかったわ…」あんたか!そして新婚旅行土産か!( ̄□ ̄;)
20歳の母が般若を手にとって「これお父さんにどうかしら、うふふふふ」と微笑んで、父が何も考えずに「うん、いいんじゃないか」とてきとーに笑う姿が想像できます…。この若気の至りで、後に計11人の子供が泣くことになりました。
兄も私も、これが新婚旅行土産とは今まで知りませんでした。
母・父・祖父「だってべつに誰にも聞かれなかったから」
・・・そうですか。
しかし、なんで般若?と聞くと、「お父さん(祖父)、こういうの好きだし」と母は言いました。確かに、小さいときから祖父は骸骨とかそういうのが好きだとか母に教えられ、祖父の誕生日にリアル骸骨グッズをプレゼントしたりしていましたが、よく考えると、祖父の口から骸骨や般若が好きだと聞いたことは一度もないような気がします・・・(笑)
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