■トイレ

きれいな洋式トイレでした。男女別れていて、トイレットペーパーもちゃんとあります(すぐに切れるけど)。
ただし、タンクに水が溜まるのに半端なく時間がかかるようで、タイミングによっては川からバケツで水を汲んできたほうが早いときもあります。
なので、私はなるべく誰か入った直後は避けるようにしてました。
川まで行くの、めんどいもん。
しかしこのトイレ、私たちが泊まったゲルから150メートルくらい離れています。
「トイレ行ってくるね~」と出て行ったら、帰ってくるのは10分後みたいな。
最初の晩のことです。月も星も出ていない、暴風の夜でした。
寝る前にトイレに行こうと、懐中電灯を持って外に出た私とK。
外は、本当に真っ暗。電気は一切存在しないし、ゲルの照明も蝋燭だけ。外に漏れる光は皆無。見たこともないような完璧な暗闇の中で、懐中電灯は何の役にも立ちませんでした。光が暗闇に吸い込まれてるかんじです。
トイレを目指すのですが、まず目的のトイレが見えません。さらに、歩くにつれて自分のゲルも見えなくなりました。間違った30センチ先も見えない暗闇と、暴風と、風の音に混じってくる犬の遠吠え。これ、ほんとに犬だろうな。狼じゃないだろうな。
そもそも、これ以上ゲルから離れてちゃんと帰れるのだろうか。
・・・・
トイレ、やめよう!!(笑)Kと私は、手をつないでダッシュで引き返しました。
で、結局、ゲルの近くで青空トイレならぬ暗闇トイレとなったのでした。
なんかこう、スースーして半端なく開放的でした。
これで慣れちゃったもんだから、その後の夜はほとんど草原トイレ(笑)
■シャワー
シャワーは今年の夏にできたばかりとのこと。ログハウスのような小屋に、プールのシャワー室みたいなのが何部屋かついていました。男女別れてます。

水はたぶん井戸水。ちゃんとお湯が出るんですよ!自家発電で!
ただ、手作りのログハウスはドアのたてつけが悪い。
一度、建物の硝子ドアが本気で開かなくなって、20分ほど閉じ込められました。押しても引いてもマジ開かない。薪割りのおじいちゃんが時々通るけど、ドアたたいても気付いてくれないの!!
仕方ないから、隣の部屋でシャワーを使っている誰かさんを待つことにしました。もう一人いてホントよかった。
誰かさんは、幸運なことにガイドさんでした。んで、ガイドさんにドアが開かないことを伝えると、
ガコン
え。
一発で開きました。なにそれ、どんだけパワフル!(笑)
■洗顔・歯磨き

ゲルの中には一応こんなものが設置されているのですが、上のブリキ缶に自分で水を入れて出すという、あんまり意味のない代物です。ちなみに、流した水は下のバケツに溜まる。

なので、シャワーを使えない朝、シャワーを使わなかった1日目夜はGATSBYの洗顔ペーパー(男性向け)と拭くだけメイク落しが大活躍しました。
ちなみに、使用済みのペーパー類は乾かして焚きつけにしました(火の神様に失礼だからホントはだめ)
歯磨きは、いつも爽やかな朝の大草原で歯磨き。ミネラルウォーターかポットのお湯の余りで口をすすぎます。
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