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花の宴-緋-

沫雪かはだれに降ると 見るまでに 流らへ散るは 何の花ぞも

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ローマの街角

イタリア旅行記。
観光地以外の、普通のローマの街の風景です。


イタリアに降り立って最初の目的地はローマのコロッセオ。
ホテルから歩いて行きました。20分くらいの道のりです。
天気は晴れ。朝8時のローマは人も少なです。


・・・やべえ、ここ、外国だ。

どうにも非現実な街並みを見て、今更ながら、世界地図なんかが頭の中にうかびました。
自分今、ほんとにこの長靴半島にいるらしい、みたいな。
ちょっと歩くとすごい建物が見える、というか、目に見える景色すべてがすごい。
どこを写真撮っていいかわからない(笑)


周りにあるどの建物も、数百年単位で古いものなのです。お店も、ホテルも。特にローマは、紀元前なんてのもあるらしい。
100年経てば文化財な日本からは想像もできない古さです。
見ず知らずの古代や中世の人が、今自分が住んでる建物に住んでいたというのはどんな感覚なのか、途方もない。
石造りの壁は剥がれて、蔦が絡まっています。


裏道が素敵。

観光客で賑わう表通りをちょっと外れると、現地の人の生活道路になります。
私とK氏は、どうにも裏道が好きらしく、すぐに細い道に入っては空を困らせました。
特にK氏は、旅行の最期まで裏道ハンターと化していました(笑)


洗濯物が干してあったり、舞台の広告がはってあったり、人も少なく光の差さない裏道は表通りとは別世界で、中世そのままの空間で街の人が普通に生活しているのがとても不思議でした。


普通に歩いてるだけで、眼レフ持ったウサがいれば大変なことになりそうなスポットをたくさん見つけました。これは、コロッセオに行く道で見つけた石の階段。

上のトンネルが気になって、寄り道してみました。


かなり古そう。
薄暗い石造りのトンネルは、ひと気のない静かな空間でした。

こんな素敵スポット、差し当たってやることは決まっています。
当然撮ります、無駄にかっこいいポーズとアングルの写真(笑)犠牲者は主にK氏。
もう、ローマの街をレイヤーに開放してくれればいい!←ローマの人に謝れ


いつの時代にかかれたんだろ。ランプも素敵。

クラシックなランプ・・・ではなく、実際古いのがすごいとこ。


テヴェレ川沿いを歩いて、ヴァチカンへ向かう道。
広い川が気持ち良い眺めで、街路樹がきれいに並んだ広い歩道をひたすら北へ。
そろそろ、足が疲れて腹が減ってきたころでした。


テヴェレ川とティベリーナ島。

ティベリーナ島は、島というより、でっかい中州です。
釣りをしたり、お昼を食べて昼寝したり、みんなのんびり過ごしてました。
このへんで適当にパニーニ買って食おうぜ、という話にもなりました。

ファブリチオ橋。

ティベリーナ島につながる二つの橋のひとつです。
このときはいいかんじの橋だと思って撮っただけでしたが、今調べたら、この橋もBC62年のものだった。紀元前ktkr…!


スペイン広場近くのマック。マックカフェ。黒い。

中は、普通のマックと違ってオサレなかんじ。ショーケースにケーキも並んでた気がします。
マックは旅行中に、別の都市でも何軒か見ました。入ったのは、難民生活のときのメストレだけだけど。


うろ覚えな知識ですが、イタリアでは地元の食文化をとても大切にする国らしく、マックが出店するときもいろいろ揉めたらしいです。
特にフィレンツェでは、「出店するのはいいけど、バーガーは売っちゃダメだだからね☆」(VSめりか)と。イタちゃん、強い(笑)
でも、実際フィレンツェのマック見たら、バーガーあった気がする。押しきれなかったのかしら。


道行く人が、道端で立ち止まって、クスクス笑っています。
???
近づいてみると、道とフェンスの隙間に、たくさんのガラクタ・・・いや、アートと呼ぶべきなのか(笑)、いろんなものが置いてありました。



たとえばこれは、ガラスの下に小銭が置いてあって、「困ったときはこのガラスを割って使ってください」というようなことが書いてあります。

あ、この石で割れと。でも、使えっても、こんな30円にも満たないような金額(笑)

他にも、「私の作品です。素晴らしいと思ったらお金を置いてください」と書いた横にただのネジが1本置いてあるとか、とにかくくだらないジョークが書かれた「作品」がずらーっと並んでました。おもしれー・・・というか、こういう場があるのが面白い。
イタリアって、誰が書いたかわからない壁の落書きまで、ユーモアとデザインがすごいのがたくさんあるのです。詳しくはフィレンツェで。


しかし、イタリアの古都の街並みはほんとにきれい。
日本はどうしてあんなにゴチャゴチャしてるのかな・・・と、旅行中よくみんなで話しました。
でも、石造りの家と木造の家の違い、気候の違いとかで、結局日本は無理なんだろうな・・・という結論になりましたが。


建て替えるなら当然最新の建物を建てるわけで、あえて藁ぶきを建てるわけがない。仕方ない。
伊勢神宮ですら、文化財なのに建て替えの代表格ですから。


日本は、どちらかというと、無形文化が残ってるのが多いのかも。
伊勢神宮にしても、数百年昔から伝わった技術とか建て替えの方法とかを大切に受け継いでるんだとか。
小さいことでは、おりがみの折り鶴も、平安時代に今のかたちになって、1000年以上変わってないらしいし。
そう考えると、折り紙もなめられない無形文化財です。


イタリアの古都は(他のヨーロッパもかもですが)、街がまるっとひとつの芸術作品になってるあたりが流石。それが、遺産として保存されてるのではなく、今でも街として生きてるのがすごい。外壁は紀元前なのに、中は現代的でオサレな洋服屋さんだったりするのが面白いです。


でも。もしも日本が強制的に脱引きこもりせずに今に至ったなら、現在はどんな街並みになってたんだろ、とか考えちゃいます。


・・・なんか、関係ないこといろいろ書いて長くなった。
とにかく、ローマらぶ。

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私は、今日も元気にプーと眉毛と髭に恋しています。

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